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俺「誰だ!!」 神「私だ」

1 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:46:01.21 ID:CLL7M/+X0
俺「だから誰だよ!」

神「私が私であることに、変わりは無いだろう」

俺「うわー、変なヤツにからまれちまったー」

2 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:46:30.27 ID:+FzYu2360
__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
                       _  ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
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                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ

3 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:46:48.35 ID:CLL7M/+X0
俺(一体こいつは何者なんだ!?

ん?みすぼらしい白いぼろ切れを着て、頭には、黄色に光る輪っかが……まさか、こいつ……

天使か?)

神「 何故わかった!」

俺「いや、ってか、なんで心の声が聞こえるんだよ!
そりゃあ、天使の輪っかが……」

天使?「あっ」

カチッ

天使?「 ふう、ありがとう」

俺「消えたーーー!!」

天使?「節電しないとね」

4 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:47:20.96 ID:SIIXURwi0
お前だったのか

5 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:47:46.21 ID:2n3SH9390
神々の遊び

6 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:47:46.80 ID:CLL7M/+X0
>>2 終わるな

俺「いや、節電って、なんだよ。何のためにしてんだよ」

天使?「 いや、ただのファッションだよ」

俺「ファッションだったの!?天使の輪っかって」

天使?「まあ、正確には私は天使ではなくて、神だ」

俺「 すみませーん。俺の理解が追い付くように話してくださーい」

神「 そういえば、君に渡さねばならぬ物があったのだが」

そう言うと、神(?)は……ポケットひとつない服のあちこちを探りまくった

いや、無いって、そんなに必死になって探しても。無いから。きっと

まあ、でも、神らしいし、神業を使ってどうにか……

神「忘れたようだ!」

俺「ですよねー」

7 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:49:12.93 ID:CLL7M/+X0
神「渡したかったものとは、メッセージだ。覚えている範囲で言おう」

神「えーと、

君は


死んだのだ」


俺「えっ……えっ?」


俺は追いかけた。理解という名のつくものを。俺は必死に追いかけたが、理解は笑いながら走り去って消えた
俺は理解するのを諦めた。

神「あとは忘れた」

俺「そう、ですか。死んだんですか」

神「意外に飲み込むのが早いな」

俺「理解するのを諦めましたから」

神「……諦めんなよ!!」

俺「主因が言うな」

8 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:51:42.53 ID:CLL7M/+X0
俺(ああ、何でこんなおっさんに死亡通知されなきゃいけないの?もっと可愛い女天使だったら……)

神「もっとムフフできたろうに……か?」ドヤア

俺(そうだ、心の声、丸ぎこえなんだったチクショー!!)
神「残念!可愛い神様でした!」テヘペロ
俺「チクショー!!」
神「いや、てっきり、こっち(ホモォ)の気があるのかと思ったから」

俺「ねえよ!」
神「私が来た方が嬉しいかなぁって」
俺「だから、ねえよ!」
神「私でよければ、いいよ?」
俺「だから、ねえよ!」

神「死んだ心地は〜?」

俺「ねえよ!……あ」

神「やーい、ひっかかったー」

俺「もう、死にたい」

神「それでは、代理の天使を連れて来る。暫し待たれよ」
俺「お前、口調ころころ変わりすぎだって。夢だろ?夢なんだろ?なあ」

そう言ったときにはもう消えていた

俺「はあ、やれやれだぜ」

9 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:54:20.81 ID:CLL7M/+X0
見てる人いんのかな

俺(一体ここはどこなんだ?見たことはない、しかし、どこにでもある、もしかしたら見たことのあるかもしれない、ありきたりな景色

コンクリートの道路、雑草、電柱、カーブミラー、青空、白い雲、
空から降ってくる女の子
ん?女の子?)

俺「おんなのこおおおおおっ?!?!」
?!?!「とおちゃあああああくっ!!」
俺「うわわわわわわわ!!」

俺の眼前すんでのところで顔が止まった。口先三寸先には唇が。ファーストキッスを奪われるかと思った
ふわりと身を翻し、何事もなかったかのように丁寧にお辞儀をされては、俺も合わせて丁重にお辞儀をするしかなかった
互いに斜したままで、女の子は言った

???「代理の天使、名をば、てんこ、となん言いける」

俺「ける?」
身を起こして見つめあうと、くりくりとした目は真剣だった

てんこ「てんこは、天使(仮)のときの名。本名は明かせません。あなたのここでの記憶はもう始まっていて、デリート不可です。私の名前が今後の記憶に残ってはいけない規則なのです」

俺「てんこは、覚えていていいのか?」

てんこ「大丈夫です。今の言葉はテンプレですから」

俺「ああ、テンプレね」

10 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:55:29.72 ID:CLL7M/+X0
俺(かっこかりだの、テンプレだの、可笑しな天使もいるものだ。でも、可愛い)
てんこ「可愛いだなんて、そんなぁ。照れちゃいますよぉ」

俺「ああ、君にも聞こえるんだ、心の声。これは、現実なんだよね」

てんこ「もちもち、です」

俺「もちもち、か」

てんこ「そうだ!お告げを授かって来たんでした!」

俺「ええ、ああ、そう」

俺(もうすでに、なにが起きても驚かなくなってきていた。慣れって怖いね)

てんこ「それでは、読み上げますね」

11 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:57:13.58 ID:xyAhs0I6i
見てるでござる

12 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:57:53.06 ID:CLL7M/+X0
<<告げる

貴様は死んだ

死因は知らん
探せ自分で

死んだ以上観念しろ

君は完全に包囲されている
しかし喜べ、ここは天国だ
ここでの生活をずっぽしどっぷりエンジョイしやがれ

終わる

ピーエス 日本語むづかしいね>>


俺(絶対に書いてる人わざとやってるだろー、これー絶対ー)

てんこ「以上です。無駄口を叩きすぎましたね。では、私はこれで」
俺「あの、すみません」
てんこ「何でしょうか」

俺「質問、いいですか」

俺(そうだ。やっと俺の今の状況を教えてくれる人に出会ったのだ。聞けるときに聞かねば)


てんこ「あ、だめっす」

13 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:58:37.94 ID:CLL7M/+X0
俺(だめだった〜チクショー!!)

てんこでも、ひとつなら

俺「えっ」

てんこ「ひとつだけなら、いいです。しょうがないですねえ。原則はダメなんです。ここから始まるのはもうひとつの人生。人生に明確な答えがあってはいけませんからね」

俺「なるほど」

俺「でも、まあ、ひとつぐらいなら、支障はないでしょう。尻拭いも、私がおしりぺんぺんされるだけで済みますし。なぁんて」

俺「あの」

てんこ「はい」

俺「俺がおしりぺんぺんしてもいいですか」

てんこ「あ、むりっす」

俺「でwwwwすwwwwよwwwwねwwww!!」

14 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:59:20.19 ID:CLL7M/+X0
てんこ「それじゃあ、そういうことで!」

てんこは空に浮かびゆっくりと昇天していった」

俺「あっ、質問がまだ!」

てんこ「さっきなさったじゃないですか、変態さん」

俺「天使じゃなくて小悪魔だー」

俺は離れていってしまうてんこに大声で呼び掛けた

俺「おれはーまずーなにをーすればーいいのですかー!?」

てんこ「好きになさるのがいーですよおー!この世界で失敗することはまずあり得ませんからー!

それではーヘブンライフをずっぽしどっぷり楽しんでくださーい!では、またいつかー!」

そういって、女の子は雲の上に消えた

俺「行っちまった。それにしても、ずっぽしどっぷりって、エロゲかなんかかよ」

15 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:59:30.75 ID:xOV5k4qr0
神か
どうぞ^^

16 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 07:59:44.13 ID:/qa0m1ht0
俺がセルフお尻ペンペンしようとしてる

17 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:00:20.00 ID:CLL7M/+X0
俺はそのとき気がついた
性欲がそれなりにあるのだ

良く見ていなかったが、服装は無難。赤のジャケット、黒地に白のボーダーが入ったシャツ。青のジーパン。黒のシューズ。まあ、いつもどうりか
パンティのなかをまさぐる。うん、今日も元気だ

俺「まあ、とりあえず歩いてみるか」

俺が歩き始めて数分、いや、数秒、俺がもともと生きていた世界とは異なる、全く違った世界なことに気づいた

人が、空を飛んでいる……

服を着た、正しく人が飛んでいる。俺の想像を超えた、自由飛行のネーミングが相応しい、不思議な飛び方をしているのだ。勿論、歩いている人もいる。しかし、車や電車の姿は見えない。自転車もない
不思議な光景だった
家や店は知っているようにある。犬や猫もいる。しかし、人が飛んでいる

俺「なんじゃあ、こりゃあ!」

18 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:01:14.99 ID:/qa0m1ht0
これ前に書いた奴の続編じゃないよな?

19 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:01:18.99 ID:CLL7M/+X0
松田勇作張りの声をあげた
周りの人が振り向く。和やかに笑ってしばらく談笑し、そして

人々「せーの

ようこそ!天国へ!」

その意気のあいかたは新興宗教かなんかかと思った
俺は気味が悪くなってその場を走り去った
しかし、頑張ってね、楽しんでね、と声を掛けられると、不思議と悪い気はしなかった
すると、

???「お兄さん、お兄さん」
呼ぶ方を向くと、紺色の制服を着た男が手を振っていた

俺「なんですか」

???「わたし、こういうものです」

俺「名刺あるんだ、天国案内人?」

男「はい、お待ちしておりました」

20 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:01:45.95 ID:QJawaj050
期待

21 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:02:09.02 ID:E5GSTPp10
みてるよ

22 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:02:32.99 ID:CLL7M/+X0
>>18 違うよ

怪しみながらついていくと、大きな役所っぽいところについた。がやがやしているなかを歩き、カウンターに通された

男「それでは、こちらにおかけ頂いて、えーと、あなたの名前は、リュウト、さんですね。しばらく、この家族に居候しますので、これ、合い鍵ですね、それとあなたの認証番号です。忘れないように」

俺(なんか、面倒なことになったな)

男「家族の名前は、カゲヤマさん一家、四人家族です。皆さん、楽しみに待っているそうですよ」

俺(心の声は聞こえてないのか?)

男「ご質問はなさいますか?」

俺(します!します!)

男「……ご質問は?」

俺「あ、はい、えと、私はどうしてここに」

男「ふふ、もちろん死んだからです。死因については私どもも把握しておりません。貴方は本来生きるべき日数を生きてこの世界で一生をとげるのです」

23 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:03:34.75 ID:CLL7M/+X0
俺「私も飛べるのですか」
男「経験を積めば」

俺「この世界には車や電車はないのですか」
男「ええ、この世界は非常に平和です。何もかもが上手くいく。そういう世界なのです」

俺「なるほど」

男「あなたがここに来た原因、つまり死因、それを理解し、受け入れたとき、この世界から去る定めになっているのです」
俺「はあ」

男「私の祖父の死因は事故死で、祖母は服薬自殺でした。ふたりとも亡くなる前には、そんなことで死んでしまうなんて馬鹿げていたね、と笑って言っていましたよ
私もいずれ自分の死因がわかると思うと、楽しみです
おっと、話過ぎてしまった。あとは、ご自身が生きてその死因をお探しください」

俺「はあ」

男「それでは、カゲヤマさん家に向かってください。案内役の務めはここまでです。それでは、ヘブンライフをずっぽしどっぷり楽しんでください!」

職員一同「楽しんでくださーい!」

俺「はあ(なんか楽しい)」

24 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:04:45.77 ID:CLL7M/+X0
役所からでると、男に女に子供にお年寄りに、よってたかって道案内をしてくれた
この国の王になった気分だった。流石だな、天国

男「ここがカゲヤマさん家だぜ」
俺「ありがとうございました」
女「気にしなくていいのよ」
老人「困ったときはお互い様だ」
ロリ「またねー」
俺「またねー」デレデレ

俺(こんなに親切なのかあ、嬉しいなあ。いやまだわからない。上げて落とす世界なのかも……)

唾をのんでカゲヤマさん家の呼び鈴を鳴らした

女性「はい」
俺「あの、リュウトですが」
女性「あら、ちょっと待って。すぐいきますから」

若妻か?これはラニヤニ

しばらくwktkして待つと、美しい若妻がドアから出てきた
オーマイゴット。おっさんなんて言ってすみませんでした

若妻「お待たせ。長かったでしょう。上がって上がって」

うほっ、いい胸///

25 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:07:01.61 ID:QJawaj050
これは名作の予感

26 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:08:09.76 ID:CLL7M/+X0
俺「お、お邪魔します」
若妻「これから一ヶ月だけだけれど、宜しくね。私のことはママと思って接していいからね」

俺「マ……ママァ!?」

ママ?「ええ」
俺「それ……じゃ、マ、ママ」
ママ「なんですか?」

胸がでかい

俺「お手洗いはどこに……」
ママ「階段の左ですよ」

胸がでかいお

俺「すみ、あり、さ、サンキュー」
ママ「どういたしまして」

俺はトイレに駆け込んだ

ガチャン……

俺「ハァハァ……」
俺(ふう……まさか、天国に来てまで)カチャカチャ
俺(コレができるなんてな)チャック、チィーーー
俺( はあ、ヤバい、やっぱり最高だわ)プッシャーーーー


ウォシュレットは……

27 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:08:44.62 ID:CLL7M/+X0
しかし、なんだろうか。これがリアルならトイレに入って直ぐに大よりもまずオナンをしたはずだ。興奮はするが、アソコがおっ起たない

四人「家族」なんだよな

謎が残る。ここがもし天国なら、アッチのほうでもヘブン出来そうなのだが……

初めてここで感じた、性欲という、かつて感じたことのある感情。情けないが、これが唯一、俺が俺足るもの

モツをシェイクするも、高ぶりに欠け、エクセレントにエレクトしない

おかしい

……まあ、別にいいか、性欲のせいで困ることもなくなるしな

俺はトイレを出た

これから、俺のヘブンライフが始まるのだ

28 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:09:33.85 ID:QJawaj050
ワロタ

29 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:09:49.40 ID:xOV5k4qr0
(´∀`*)ウフフ

30 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:12:07.76 ID:CLL7M/+X0
俺はその後、自分の部屋にいった。家具はあらかじめ用意されていた。流石だな、天国
パソコンじみたものもあった。少しいじくってみたが、インターネットはなく、内蔵のゲームで遊べる程度だった。漫画もあった。しかし、どこか道徳的でエログロナンセンスなものはひとつもなかった

しばらくして、家族四人が揃ったというので、リビングまで行った。

俺(ああ、四人家族かあ。どうせママと旦那と野郎ふたりなんだろうよ、はあ)
ママ「うちの娘ふたりは自慢の娘だから、きっと気に入ると思うよ〜」
俺「そうっすか(うっはキタコレwwwwww)」

そしてリビングに入ると……

男性「やあ、リュウト君、待っていたよ。私は、コウジだ。よろしく」
俺(うほっ、いい男///)

コウジ「そして、妻のワカコ」
ママ「どうぞ、よろしく」
俺(ゴージャス……)

31 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:12:53.74 ID:648da6Oj0
クソスレでございます

32 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:16:42.45 ID:CLL7M/+X0
>>31 未だ待ってくれ

コウジ「長女のナツミ」
ナツミ「よろしく」
俺(キュート!)

コウジ「次女のミクだ」
ミク「よろしくねっ」
俺(アドレナリンドブワアアッwww)

四人全員と握手を交わし、紹介もそこそこに済ませ、カゲヤマ一家と遊園地に行くことになった

俺(遊園地か。確か生きていたとき、最後に行ったのは小学生のときかな。久しぶりだ)

俺はナツミやミクに引っ張られてユニークなアトラクションを体験しまくった

ナツミ「そうだ、ここに来て間もないんでしょ?だったらアレやんなきゃ!」
俺「ア、レ?」ドュフフ……www

33 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:17:44.89 ID:CLL7M/+X0
ミク「『理想の人生』だよ」
俺「はあ。何するの?それ」
ナツミ「私たちは何回もやってるんだけれど、不思議ですごいの!やればわかるって。識別番号は覚えてる?」

俺「これ?」

ミク「そう、それ。そいつを入力すると、あなたの理想の人生を分析して……キャッキャ!ウフフ」

俺「ほぇぇ」

なんだかよくわからんが、そのアトラクションは混んでいて確か4、50分は待った。いざ順番が来ると、個室に通され、どんな装置があるのかと思ったら

なんだ、このヘルメットみたいなの。こいつをつければいいのか。番号いれて、よっ――

…………

……

「ワタシのものよ!」

34 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:18:02.05 ID:HQL+2z100
これは死因t…
まあ黙っとくよ

35 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:20:33.02 ID:CLL7M/+X0
「いいえ、わたしのものです!ねぇ、リュウトくん!」
「違うわよねぇ、私よねぇ」
「あたしよ!」
「わたくしですわ!」
「アタイだ!」

「困るねえ、僕は一人しかいないんだよ、ベイベー」
(ふっ、恋多き男は困るね……

はっ!う、美しい……)

「やあ、月が綺麗ですね」
「……別に。あんたに興味なんてないわ。好きでも嫌いでもない、フツーの男よ」

(好きなんて言えるわけないじゃない、ばか……)

「そうか、そうなのか。失恋だ。はあ、僕は、もう恋なんてしない。これからは孤独に生きよう」

「い、行かないで……!」

「僕は普通の男なんだろう?君のもとには、別のいい男が必要だ。僕の惚れた女だ。きっといい男に出会えるはずさッ!あばよ!」 クルッ スタスタ

「に、二度と戻ってくるなあああ!どこにでも行きやがれえええぇぇぇ……うえええん、リュウトの、リュウトのばかあああ……!」

「ふっ、泣かせやがるぜ」

スッ

36 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:23:00.82 ID:CLL7M/+X0
「これ、どうぞ、使ってください」
「 ありがとよ。優しいんだな。君の瞳に惚れちまったZE☆ドキューン」
「はにゅん///」ジュン、ジュワアアアア

こうして、波瀾万丈の青春に別れを告げて、運命のふたりは幸せに暮らしたのであった――

俺(はぁ、はぁ。やべえ、中毒性ありすぎwww脳汁がコポォwww)

さめてみると痛すぎるスウィーツ話だが、やられているときはそれを感じさせないリアルさには驚いた。人気なのもわかる
家に帰って、天国でのはじめての入浴タイムになった。そのとき、鏡に映った自分の顔は、なんと

俺(い、イケメソッ!あらやだ///濡れちゃうわ///こんなイケメソ顔だったか!?


これも天国補正なのだ。素晴らしい!

(これで背中流すよ〜って来てくれれば……!?)


……カポーン


(そこまで上手くいかんか)

37 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:27:33.37 ID:CLL7M/+X0
次の日はナツミに空の飛びかたを教えてもらいに
俺「……近くのビルまで来たのですが、嫌な予感ぷんぷん」

ヒュオオオオオオ

ナツミ「そんなことないよ。(ニッコリ ちょっと目、つぶってて」
俺「ノーサンキュー」
ナツミ「閉じなさい!」
俺「イエッス!マーム!」

ナツミ「……鬼さんこちら、こっちまでおいで」
俺「あやしぃワールド展開中でガクブル不安が広がリングwww拙者、行きたくないでござるwww」

ナツミ「さあ!この胸の中に、とびこみなさい!」

俺(……待てよ?この状況でハプニング装ってあの手頃なキュートカップをもみゅもみゅ、グホホ)

俺「いま、行きまああああす!」タタタタタ!

38 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:28:24.11 ID:QJawaj050
支援

39 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:28:47.47 ID:CLL7M/+X0
俺は気がついた。ここは屋上(24階)。でも壁だとかなくて、走り抜けたらそのまま落っこちてしま……

ガクン

ナツミ「あっ、浮いたね(笑)」フワフワリ


いま、わかれのとき〜


この広い〜


この広い〜


おーーおーーーぞら

俺「にいいいいっっっ!!!」


ヒューーーーン

40 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:30:57.71 ID:+9K8niks0
エロ展開あるなら読むがどうなんだ?

41 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:31:13.90 ID:OGIpntrYO
つまらない以前に文章の組み立てが糞

42 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:33:56.57 ID:CLL7M/+X0
>>40 軽くなら
>>41 研究します

俺(ああ、楽しかったよ、天国での日々。走馬灯があたまをグルグル……)


ナツミ「リュウト!とんでる!とんでるよ!すごいすごい!」

俺「えっ?なんだって……おお!」フワフワル


神さまありがとう、俺、空飛んでます。最高に気持ちええです!

高いところから落ちるだけで空が飛べるなんて素晴らしい!なれれば地上からでも飛べるらしい

ナツミ「わたしに追い付けるかなぁ?」オシリフリフリ ピューン

俺「やってやんよ!」



俺「……ん?」

ナツミ「どうしたの?」

俺「いや、誰かに見られてたような」

ナツミ「気のせいでしょ。あれ、遊園地閉鎖してる。何があったのかな」

俺「さあ」

43 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:38:06.85 ID:0NbbeOXO0
C

44 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:40:27.08 ID:7VRwm+TJ0
書き切れよ

45 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:40:56.91 ID:CLL7M/+X0
>>43 ありがとう

俺はこんな感じでゆるゆる過ごした。ナツミやミクとはとても仲良くなって、そのお、スキンシップもぼちぼちできるほどになった

そして初飛行から2、3日後のある日、ナツミの部屋で駄弁っていたときのことだ

俺「あの、家族って、どう作られるの?」


ナツミ「それを訊くかなー、普通、私たちに」
俺「う、あ、ごめん」

ナツミ「まず、私が気がついたときは養護施設にいて、ママとパパに引き取られたの。ミクと一緒にね」
ミク「子供は、みんなそうだよ」

ナツミ「確か、18歳になると独り立ちすることになっているの」
俺「そうか。じゃあ俺は養護施設に入らなかったってことは」
ナツミ「もう18歳なんだね」

ナツミ「それじゃあ、私と同い年か、年下ね」
俺「ナツミは何歳なの?」
ナツミ「19。20歳からは家庭が持てるんだ。だから、20歳でここに来た人は、家庭を持つか独り暮らしをするか選ぶことになるの」

46 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:40:59.13 ID:7VRwm+TJ0
途中で終わるのが一番嫌

47 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:41:51.23 ID:CLL7M/+X0
落とされなければ書き切れる

俺「へえ。婚活しなくていいんだ」
ミク「コンカツ?なにそれ」

俺「結婚するために努力すること」
ミク「そんなことするんだ。現世って。大変だね。男と女なんて、どっちも同じくらい、沢山いるのに」

俺「選ぶんだよ。いい人を」
ナツミ「みんないい人をじゃない」

俺「現世ではそうはいかないのさ。まあ、面倒な女ばかりなんだよ。面食い女ばかりだ」
ナツミ「私はこの世界で嫌いな男の人はいないけどな。みんなカッコいい」
俺「またまた、俺は別だろ」

ナツミ「リュウトもカッコいいよ」
俺「お世辞はよせよ」

ナツミは急に立ち上がって、俺の手を掴んだ。階段を降りて、風呂場に連れていかれた

ナツミ「ほら、見て。この顔のどこが悪いっていうの!」
俺(やっぱり、いい男だ///)

俺は俺に惚れていた。こいつなら掘られてもいいかも……ば、バカ言ってんじゃないよぉ!
ナツミ「カッコいいでしょ?」
俺「うん」

48 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:43:37.14 ID:CLL7M/+X0
俺は恍惚としながらナツミに手を引かれてふたりの部屋に戻った。
その後も驚きの連続だった。
この世界に勉強や学校の存在がないこと。
ここに来た時には既にひらがな、カタカナ、英語をマスターしていて、その他の表記は知らないこと。
仕事はできるが、管理職は天使がするということ。
金の概念がなく、好きなように買えること等々

まさに誰もが夢見る理想境だ。この世界に来るなりイケメン美女に姿を変えられ、モテまくる。生活には困らない。人は優しい。飯は上手い

何で死んだか分からないが、死んで良かったと思った

ただ……

俺はふたりと別れて自分の部屋にいった

ベッドは柔らかくて気持ちが良かった。ただ、何か満たされない。心がぽっかりと空いた気分だった

〈この世界で、失敗することはまずあり得ませんからー〉

てんこの言葉を思い返す。ならば、試してやろう。聞いた話ではこの世界に刑務所はない。犯罪はまず聞かないらしい。一度死んだ身なのだ。まだ俺のアイデンティティーが疼く内にやっておきたいことなのだ

失敗、しないんだよな?

49 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:48:45.89 ID:7VRwm+TJ0
期待

50 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:49:43.05 ID:nVmxFooM0
いいぞ

51 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:51:05.00 ID:CLL7M/+X0
夜、寝静まった頃、俺は部屋を抜け出した

俺(もう寝たかな?)

部屋のドアを静かに明け、そして、ベッドの側に這いよる。布団をめくり、乗っかると、流石に起きた

ナツミ「な、何?リュウト、こんな夜中に」
俺(……慌てない?恥ずかしがらない?ウブなのか?)
ナツミ「寂しくなっちゃったの?しょうがないなあ、一緒に寝てあげますからねぇ」

俺「性的にか」

ナツミ「はい?セーテキに?ちょっ、あっ、どうしたの。何がしたいの。何してるの。
恥ずかしい。見ないでよ。そんな。ここも脱ぐの?舐めたって美味しくないよ。そんなところ。
これは現世でのしきたりなの?」

俺「黙って鳴け」

52 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:52:18.79 ID:QJawaj050
やめろぉ!

53 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:53:01.23 ID:CW0c5uqZ0
サスケェ!

54 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:53:28.70 ID:CLL7M/+X0
ナツミ「わ、ワンワン」
俺「違う」

ナツミ「に、ニャンニャン」
俺「違う」

ナツミ「ぴ、ピョンピョン」
俺「なんだそりゃ」

ナツミ「ウサギだよ。ウサギってどうやって鳴くんだろう」

俺「はぁ。ごめん、俺が悪かった。言い方を変えよう。喘いでくれないか?」
ナツミ「はあ。アエイデ。なに?それ。躍り?」
俺「痛いときに、んぁあっ、って声を出すだろう」

ナツミ「イタイって、何?」

俺「えっ。怪我はしないの?」
ナツミ「自然治癒するからね」

俺「ここ、気持ち良くないの?」
ナツミ「はい?別に。ただ性別の区別をつけるためのものでしょう。出てれば男、くぼんでいれば女。上はその逆」

俺「くぼみに出てるのを入れるのを知らないの?」
ナツミ「何のために」

俺「子供……いや、快感を得るためさ」
ナツミ「そんな馬鹿なこと言わないでよ。握手が気持ちいいなんて有り得ないのと同じ。安心はするけれど」

55 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:54:01.31 ID:CLL7M/+X0
俺「はぁ、ごめん」

俺は服を着て、着させて、内密に、と言った。これは親密の儀式で、秘密を守ることで親密になれるのだと、そんなことを言って部屋を出た

そんな馬鹿な。マグロってレベルじゃねえぞ、これ

ナツミは美しかった。しかし、起たなかった。アソコは確かにあった。しかし、簡略化されていたように感じた。あれじゃ、下手な本格ホールのほうがエロい
いや、ただナツミだけで、もしかしたらミクは……

そして、次の日の昼に寝転んで漫画を読んでいた彼女に手をかけた
結果は同じだった。くすぐればくすぐったがるが、下も上も触ってみても反応がない

ミク「くすぐったいよぉ」
俺「うりゃうりゃうりゃあ!」
ミク「ひははは!」

股から脇にすり替えて誤魔化した。ここまできて分かったが、この世界では「性」という概念がない。現世では犯罪とされることも、こっちでは笑い事で済まされてしまう

それから、乱暴なことしようと思っても、体がいうことをきかないのだ。力は、物を持つなど、持続的には使えても、突発的には使えず、殴ろうとしても力が抜けてソフトタッチになってしまう


朝にママを犯そうとしてわかったことだ

56 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:54:34.25 ID:CLL7M/+X0
一日を終えて罪悪感もそうだが、何よりも虚無感が心を満たした

こいつ、変態クソ野郎だなぁ

今、俺自身に対して思うことだ
俺の力がどんなものか試したかっただけなんだ!
とはいうものの、「俺の」が勃つことは無かった。毎日猿みたいに抜いていたのが嘘のようだ

そういえば、なんでこんなしょうもない感覚や記憶は覚えていて、俺が何者なのか、俺がなぜ死んだのか、そういった肝心なことは覚えてないんだろうか……

57 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:56:16.96 ID:7VRwm+TJ0
テクノブレイクか

58 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 08:57:58.21 ID:xOV5k4qr0
なーつーのにおいと君の匂いが混じりあったらー
ドキドキするぜ?

59 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:01:30.89 ID:CLL7M/+X0
俺はイライラして、散歩にでかけた
そのときだった

男「よう、少年、ちょっとこっち来い」

俺「はい?なんすか、おっさん」

男「いいから、来いよ!」

俺「なんすか、もお」

好い人だらけで危機管理能力が衰えていた。俺はこのがたいのいい男と、

あんなことになるなんて、おもっていなかった

60 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:02:11.93 ID:CLL7M/+X0
シュイン!

俺「あれ。ここどこだ?さっきいたところとは、違う……」

男「ふふ、ここは、外部との干渉を遮断した地、入り口は天使だろうとなんだろうと、見ることができねえ」

俺「そんなところに俺を呼んで、何をするきだ!?」

俺(あれ?やばくね?)(汗)

61 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:02:58.28 ID:CLL7M/+X0
男「セイコウとは快感」

俺「は?」

男「セイコウとは刺激。セイコウとは喜び。セイコウへの欲望。セイコウへの努力。セイコウに付随する背徳。セイコウに付随する失敗。この世界には、それがない。こんな世界から抜け出したいとは思わんか?」

俺「ちょ、いきなりなんすか。新興宗教っすか?いやいや、止めてくださいっす。興味ないんで」

男「そんなことはない。お前にはまだ滾るモノがある。今のうちにしなければ、一生後悔する!」

俺「すんません。おっさんには興味ないんで……っあっ」

男「ふふ、まだココに特別な感情を持っているのなら、今すぐの方がいい。女に囲まれて過ごしてみて分かったろう。ココが『良く勃たず』なことを」

俺「誰が役たたずだ!ただ、今一刺激に足りないだけで、いつかは」

男「この世界にはボッキもシャセイもセイコウもない。まあ、そういうことだ」

俺「嘘つけ。エッチしている人ばかりなんじゃないか?」

男「この世界では快楽が極限に局限されている。極言じゃあない」

俺「誰が上手いこと言えと」

62 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:05:15.45 ID:CLL7M/+X0
男「これも、カンジのなせる幅広さってやつだ」
俺「カンジ?何だっけ、それ」

男は白い紙に、鉛筆を用いて、奇妙な絵を書いた。絵?いや、これは
男「これが、『字」という漢字だ」

俺「あああああ!!思い出したあああああ!!そうだよ。この世界に何か足りないと思っていたけれど、それだ!漢字だ!」
男「漢字は象形文字だから文章統制がしにくいからな。この世界に教育がないのも変な思想を持って反乱を起こさないため。痛みや快感は本能に響くから、極力削減されている」

俺「よくわからないレス(^p^)」
男「ああ、おつむもいかれちまったか。紹介が遅れた。俺は、天国からで隊の一員、フウタロウだ」
俺「(ありきたりな名前だ。胡散臭いな)あ、はい」

フウタロウ「ところで、お前がここに来たときの服装について話してくれ」

俺「は?はい?えっと、赤のジャケットに……」



フウタロウ「出血死だ」

63 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:09:31.76 ID:xyAhs0I6i
!?

64 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:10:13.78 ID:7VRwm+TJ0
何者

65 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:10:40.33 ID:CLL7M/+X0
俺「はい?出血死?……はっ!それは、まさか、俺の死因!?」

フウタロウ「よくわかったな。その下には何を着ていた」

俺「えっと、黒地に白のボーダーのTシャツ」

フウタロウ「線路か道路で死んだな」

俺「死んだ場所。そういえば、この世界には電車も車もないなあ」

フウタロウ「死者を出さないためさ。人同士がぶつかっただけじゃ死なないし、自然治癒するからな。空から落ちれば飛べるし、怪我の心配はない。ズボンは」

俺「青のジーンズです」

フウタロウ「寒い昼間だな。靴の色は」

俺「黒です」

フウタロウ「……残念だったな。お前は失意のうちに死んでいったらしい」

66 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:11:24.49 ID:CLL7M/+X0
俺「でも、なんでわかるんですか?」

フウタロウ「先輩方の研究の賜物さ。死にかけの老人のところに行って訊きまくったんだ。ほとんどの先輩は天寿を全うするか、謀反者として連行されたよ」

俺「この世界に連行があるんですか」

フウタロウ「あるね。この世界の監視は鬼だ。しかし、ここは安全さ。監視という監視を遮断することに成功したんだ。これも、先輩方のお陰だ。ま、この世界が嫌になって脱出を試みたのは俺だけじゃないってことさ」

俺「なんで脱出するんですか。むしろどんどん来るべきですよ。こんなに素晴らしい世界だもの。みんな来ればいいのに」

フウタロウ「来たくて来てるやつはこの世界にはいないよ。不慮の事故や、不条理な境遇による自殺、他殺、不治の病、まあ、ここで死んでったやつらはそんなことが大半だ。

現世で味わえなかった喜びの分、最高の日々をなんて神々どもは考えてるようだが、甘っちょろいお節介だぜ。現世で味わってた刺激が懐かしいな。

死にたくて死んだやつのことは知らん。きっと別の世界があるんだろ。

おい、新人、何黙って聞いてんだよ。てめえもなんか話せ。俺が一人語りしてるみてえじゃねえか」

67 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:11:32.97 ID:XT+2y1oX0
おいおい死因判明してんぞ

68 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:12:16.43 ID:CLL7M/+X0
俺「……俺は、この世界にずっといても良いと思うんです。現世では辛いことばかりだし、来たくても来られない人がいる程恵まれてます」

フウタロウ「俺みてえなクソジジイになってからもっぺん考えてみろ。まあ、その頃には身も心も洗脳されてるだろうがな。ここにいるやつらは欲という欲が欠如している。欲や刺激があることは大変だが、その反面、幸せなんだよ」

俺「……刺激、ですか」

俺は真っ先にエロだと思った

巨乳のママに姉にドジっ妹。想像だけでイキそうなのに、今一刺激がない。あの夜も、あの昼も、あの朝も、迫ってはみたが、刺激も快感も無かった。だから、始めはしてみる者もいずれしなくなり、犯罪が起こらなくなるのか

リュウトはこの世界のシステム感心した。と同時に、想像だけでイケる現世が懐かしくなった

初めてこの世界を出たくなった

69 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:16:38.25 ID:CLL7M/+X0
>>67

説明し忘れました、済みません
死期が近づくと死因と、死んだときの状況が思い浮かぶのです

ただ死因がわかっても、どうして死んだか、何をもって死んだか、
それらすべてが明確となって、死因、だと自己解釈していました

不明瞭な点を生んでしまい、済みませんでした

70 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:18:06.51 ID:XT+2y1oX0
>>69
なるほど
どうもご丁寧に

71 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:27:14.41 ID:CLL7M/+X0
俺「あなたは、出たら、どうするんですか?」
フウタロウ「……フーゾクにいく」

俺「フーゾク?フーゾクって、あのエロエロの風俗ですか?」
フウタロウ「そうだ。お前には話すが、俺は風俗で死んだ。風俗でどう死んだかは今調査中だが――」

俺(そりゃ、現世が恋しいわけだ。俺だって行ってみたいさ。小さい頃からの憧れだったんだから。あれ?

確か、俺、18歳だよな。

行けるじゃないか!)

俺は現世に戻りたくて仕方なくなった

フウタロウ「――聞いてるか?だから」

俺「俺も!」

フウタロウ「はぁ?」

俺「俺も行きたいっす、風俗!協力します!現世戻り!」

フウタロウ「バーロー、そんなのとっくに決まってんだよ。お前には現世への未練がある。そういうやつは現世で育った鋭敏な感覚が残るんだよ。俺もそうだ。たまにムラムラしちまうんだ。お前の女どもを見る目付き!ああ、これは俺と同じやつが来たと思ったよ」

俺「うるさい……」

72 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:27:53.20 ID:CLL7M/+X0
フウタロウ「だから、いいか?現世戻りには、この世に未練があっちゃなんねえんだ。居候をやめて、ここに来い」

俺「あ、それはむりっす」

フウタロウ「言うと思った」

俺(どどど、同棲はせんわ!何でこんなときにホモォフラグが立つんだろう)

フウタロウ「安心しろ。大人の味はここから出てから味わってもらうよ」

俺「食われてたまるか!」

フウタロウ「食うかバカ!俺はぴっちぴちイキタテの黒髪ビッチをこっから出てまずごちそうさん、するんだ」

俺「黒髪いいっすよね。茶髪よりも好きっす」

フウタロウ「……分かっているじゃねえか。黒髪なのにイヤらしいのがまた乙よ。この世界をみろ。イヤらしい女なんて一人もいねえ。体つきは良いが真面目なのばかりだ」

俺「マジっすか」

フウタロウ「おう、マジマジだ」

73 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:29:23.16 ID:CLL7M/+X0
俺「……とは、言ったものの」

ミク「お兄ちゃあん、買い物着いてきて〜」
ナツミ「リュウト、映画でも見に行こっか」
ミク「駄目だよ。私が先だもんね!」

俺「ま、まあ、まあ、ここは仲良く……」

ナツミ「駄目よ。だって、私の……私のリュウトだもん!」

俺(私のリュウトォォォ!?!?)アウトォォォ!!

ミク「私だって、お兄ちゃんがいないと、何もできないから……ねぇ」

ナツミ「ああ、今俺、ねぇ、で萌え死にましたー」

俺(いくら顔が良くなってるからといって、この待遇はないよな。……しかし)

俺「ご、ゴメン。ちょっと俺、忙しいから、また今度ね」

ナツミ「駄目、今よ。今度は許さない」

ミク「私が迷子になったら、お兄ちゃんのせいだからね」

ナツミ「あんたはもう独り立ちしなさいよ」

ミク「お姉ちゃん、しつこい!」

ナツミ「なんだとお!」

74 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:30:41.31 ID:LRZ4bjfS0
投げ出さないとは見所のあるやつだ
支援

75 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:31:29.06 ID:CLL7M/+X0
俺(幸せだなあ。夢にまでみたシチュだよ。でも、でも……!)

俺「ふ、ふたりで、どこか行ってくればいいじゃないか。じゃあ!」

俺(……逃げてしまった)

ナツミ(……もしかして、私が、あのとき)

俺(はぁはぁ……)

俺(……)

俺がベッドで考えごとをしていると、ドアをノックする音がした

「入るよ」

俺「駄目だ」
ドアが開いた。ナツミだった

俺「入るなっていったろ。あんなひどいことをしたんだから、俺のこと嫌いだっ、って、おい」
俺がしたように、ナツミは俺の上に馬乗りになった

ナツミ「あのときは、分からなかったけれど、こういうことが好きなんだよね。いいよ。満足するまで、私が側にいてあげる」
俺「……勝手にしろ」

俺は俺の馬鹿さに泣きそうになった。これが現実で、彼女を愛さねばならないならば、俺は彼女の優しさをそのまま受け取っていただろう

ナツミ「舐めれば、いいの?」

しかし、現世戻りを直視すると、天国は仮の世界にしか見えなかった。人は、ひとつの世界にしか住めない。だから、他の世界に憧れを抱くのか。彼女は、俺の想像が産み出した幻影にも思えた。肌に触れる感触はあるものの、繋がりきれない、隔たりを感じた

76 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:32:05.92 ID:CLL7M/+X0
ナツミ「……気持ちいい?」

俺「ああ」

俺は嘘つきだ。本当はもうない。さっき気が付いた



俺のアイデンティティーは、消失したのだ

77 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:33:13.86 ID:Q+V2gi1S0
紫煙

78 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:34:21.23 ID:7VRwm+TJ0
支援

79 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:37:48.65 ID:FmgiZoFo0
支援

80 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:38:40.17 ID:CLL7M/+X0
ナツミ「ここに、入れるの?」

俺「ああ……」

けなげだ。俺の期待に応えようと努力している。
しかし、それは、成功しない、むなしい努力だ……

ナツミ「あれ、入らない、おかしいなぁ、開いているのに、入らないなぁ。上手くやるからね」

俺「もう、止めよう」

ナツミ「喘ぎもちゃんと、上手くするから。んああん、あっあーん、どう?」


俺「もうやめてくれぇぇぇ!!」

81 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:40:59.71 ID:/o4Y09ps0
支援

82 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:41:31.54 ID:CLL7M/+X0
何が天国だ、何が、何しても許されるだ

そんな世界は、どこを探したってないのに


ナツミ「ごめん、痛かった?」

俺「俺が、悪かった。変なことをして、すまなかった。忘れよう。あの夜のことは。何でもなかったんだ……」

天国でも、涙が出ると、初めて知った

俺は彼女を抱き締め、彼女のからだが温かいこと、肌の感触があることを確かめた

83 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:43:57.07 ID:CLL7M/+X0
俺「……俺は、どちらの世界で生きるべきなのだろう」

ナツミ「現世と、この世?」

俺「そう。俺はこの世界にいたい。

でも、きっとあともう少しで、現世での記憶や感覚が消えてしまう。

今なら、まだ帰れそうなんだ。ここも、いいところだ。君とも離れたくない。

でも、これ以上近付けない。身勝手だけれど、それは、悲しいだけなんだ」

ナツミは手を振り上げた。しかし、何もできず、なよなよとおろした

ナツミ「それじゃあ、現世では、その消えてしまった感覚ってやつが永遠にあり続けるの?

現世は、儚さが美しさのひとつだって聞いたことがある。

リュウトがよぼよぼになるまで好きな人とこんなことを一生できるの?面倒で、男を選ぶ女がいるんでしょ?
その感覚は、この理想境を捨ててまで得たいものなの?」

俺「……」

ナツミ「なんとか言いなさいよ!そんな弱腰じゃあ、現世に戻ってもまたここに帰ってくることになるよ?
その時は、無視するからね。弱腰のリュウトって、馬鹿にしまくって、こんなこと、絶対に2度としてあげないからね!」

84 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:44:37.76 ID:CLL7M/+X0
ナツミ「だから、



……いかないでよぉ」

85 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:45:32.22 ID:CLL7M/+X0
ナツミ「なんだろう、目から水が」

俺「涙だ。悲しいときにでるんだ」

ナツミ「そうだよ。悲しいよ。
私、この家をでても、リュウトが20歳になるまでずっと待ってるから。ずっと、ずぅっと。
そして、ふたりで暮らそう。それで、なんであんなことで死んじゃったんだろう、って笑って死にたいんだ。
嘘じゃないよ。この世界に素敵な人はいっぱいいるけど、リュウトが一番だよ。
だから、現世戻りなんて考えないで、ここで、もっと一緒に」

俺「もう少し、待ってくれないか」

ナツミは涙をすすって、力強く言った

ナツミ「……わかった。待つよ。いつまでも待つよ」

86 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:49:25.97 ID:7VRwm+TJ0
あげ

87 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:53:24.47 ID:CLL7M/+X0
俺「何もできずに、戻ってきてしまった……」
???「お前か?」
俺「そうだよ」

シュイン!
フウタロウ「さて、けりはついたか?」

俺「ここで暮らしちゃ、駄目かな、やっぱり」

フウタロウ「あちゃー、女に言いくるめられよったな!
なんなら、俺が女を忘れるくらいに調教してやろうか?ん?」

俺「ごめん、無理なんだ」

フウタロウ「なあに、要するに慣れだ。男同士も慣れちまえば――」


俺「性欲が、消えた」

88 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:54:34.23 ID:CLL7M/+X0
フウタロウ「!!……マジかよ。モツの感覚は?」

俺は無言で首を振った

フウタロウ「はぁ、こっちの人と関わり過ぎるとこっちの世界に馴染むのが早い、ってのは本当だったんだな。でも、まだ――」

俺「俺は、ここで、ある女性を傷付けた。だから、その女性の心の傷が埋まるまで、ずっとここにいたいんだ」

フウタロウ「はああ、まさか手ぇ出していたとは思わなかったぜ、流石に。俺でさえしてないのに」

俺「俺自身、幼稚だったと反省している。この世界で罰せられることはないからいい、なんて思っていた。

でも、実際に彼女は傷ついた。

こっちでもあっちでも一度きりの人生。
彫った傷は取り除けない。でも、その傷は埋めたり、生かしたりできる。
だから、その傷を生かして、こっちで生きたいって思ったんだ」

フウタロウ「そうか、じゃあ、そうすればいい」

89 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:56:30.31 ID:CLL7M/+X0
俺(……止めてくれないのか?止めてくれると思っていたのに)

フウタロウ「止めてくれないのか、って顔してんな。

まあ、人生は自分勝手に生きるものだ。人に何を言われようと、最終決定は本人に委ねられ、その決定の上で生きている。
自分にしか見えてない世界を大切にしろよ

ただ、自己責任は、きちんと持てよな。俺に責任はねえ。
決めたのはお前なんだからよ。それに、帰れると決まったわけじゃねえしな。

よし、この話は無しだ。気が向いたら、入り口らへんをうろついてくれ。
ここの入り口は閉じるからよ。また別の入り口に移さなきゃじゃねえか、畜生」

俺「あなたは、どうするんですか?」

フウタロウ「俺は出る。この世界から。もう少しでイケそうなんだ」

俺「何か分かったんですか?」

フウタロウ「……その好奇心、探求心、嫌いじゃねえぜ。
ここの世界のやつらにはない目を持っている。
俺が好きにすればいい、って言ったのは、何も、面倒だからじゃねえ。

お前のようにしっかりとした考えを持てるやつなら、どこでだって生きていける、

そう実感したからさ」

俺「フウタロウさん……!」

90 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 09:58:40.78 ID:CLL7M/+X0
フウタロウ「お前は、まだ人間だ。その目を見て改めて思うよ。
その目が輝いているうちは、現世で人間やったほうがいいと思う。

現世は世知辛いし、どうやったって上手くいかねえこともある。
特に、男にとっちゃ、女だな。まあ、下手に触れるとヤバいって気付いたろ?

現世でだって失敗したら気付いて直しての繰り返しなんだよ。

お前はまだやり直せる。若いんだから。

まあ、風俗で死んだ俺が言うことじゃないがな」

俺「若い、やり直せる、か」

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:00:28.62 ID:9mZZySksi
追いついた

92 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:04:52.44 ID:CLL7M/+X0
フウタロウ「おっと、説教じみた話になっちまったな。まあ、これを見てみろよ」

フウタロウは大きな箱を取り出した

開けるとヘッドギアのようなものが入っていた

俺「なんだ、これ」

フウタロウ「その名も、『リコール』だ」

俺「不良品、っすか?」

フウタロウ「バカ野郎、お前は遊園地の『理想の人生』ってやったことあるか?」

俺「あ、はい。……ん?あれ?あああああ!!これ、あの装置じゃないですか!どうして持ってるんですか!あ、だから、遊園地が閉鎖になってたのか」

93 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:06:24.93 ID:CLL7M/+X0
>>91 ありがとう

フウタロウ「気付くのが遅いわ。さて、『理想の人生』をするのに必要なモノってなんだ」

俺「認証番号と体です」

フウタロウ「そう。実は、お前の生前の記憶や体験の情報は、天国入国担当局が全て把握している。

その情報を認証番号を通してこの装置に転送し、生前では味わえなかった、しかし味わってみたい体験を仮想的に体験できる、

というわけさ」

俺「でも、それと現世戻りにはどんな関係が」

フウタロウ「現世に戻るには、自分が何故死んだか、そしてその時の状況等々、自分の死に関わることすべてを明確に思い出せばいいんだ。
それも、死んだばかりなら現世で治療を受けている最中だろうから、現世に戻れる確率は高くなる。まあ、保証はできないが

そして、俺は、天国入国担当局のデータを入手することに成功した。
そいつをあーこーして、現世で死んだ瞬間を映像化する装置に改良したんだ!
久しぶりに味わった成功さ……この世界にも成功というものが存在していたんだなぁ」

94 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:09:24.13 ID:SJSlJ3kl0
支援

95 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:14:33.81 ID:CLL7M/+X0
俺「なに感慨深く言ってんだよ、犯罪だろ!」

フウタロウ「こまけぇこたぁいいんだよ!お前は、お前の周りのやつらが、初対面なのにどうも親しい、親しすぎると思ったことねえか?」

俺「……」

フウタロウ「だろう?天使どももお前の生前の好みだとか居候先のやつの好みだとか調べて選んでるんだよ。相思相愛チックになるのが当然なのさ」

俺「そうだったのか……」

フウタロウ「がっかりすんな。ここは素晴らしいが、ほとんどが予定されたものだってこった。現世で運命の出逢いを探せよ」

俺「ちょっと行ってくる……」

フウタロウ「ああ。早くいって帰ってこい。頻繁に出たり入ったりされると困る」

俺は再び夜の天国を歩いて家に戻った。もう、吹っ切れた

96 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:15:24.92 ID:CLL7M/+X0
ナツミは玄関の前で待っていた。俺が近づいたのに気が付くと、こちらを見て微笑した

ナツミ「どう?決まった?」

俺「ナツミ!!」

俺が叫ぶと、ナツミは慌て、しかし、何だか恥ずかしそうにしていた

もしかしたら、現世での力がまだ残っている俺と触れ合うにつれて、

本来はない筈の「性」が芽生え始めているのかもしれない

しかし、そんなことは気にしていない

ただ、思いを伝えたい。それ一心だ

97 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:21:32.14 ID:CLL7M/+X0
俺「俺は、現世にやり残したことがたくさんある!

それが何だかはわからない、戻っても、わからないかもしれない。

だけれど、俺はその世界でまだ為しえていないと、はっきりわかることがある!

それは、親孝行と、

ナツミのような、素晴らしい女性と付き合うことだああああ!」

98 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:21:54.11 ID:/qa0m1ht0
見てる

99 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:27:16.06 ID:xOV5k4qr0
ふふ

100 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:29:28.17 ID:CLL7M/+X0
ナツミ「……」

俺「信じられないかもしれないが、現世では男と女が付き合って子供が生まれる。

そして、その子供が異性と付き合って、子供が生まれる。

そうやって、多くの人が生まれることで、あの世界は成り立っているんだ。

確かに、ナツミのような人を見つけられるかはわからない。

出会っても、付き合えないかもしれない。

ナツミが嫌いになったわけじゃない。

ただ、俺は、もう少し自分に懸けてみたいんだ!

野垂れ死にした悲惨な人生を、分からないなりにもう一度やり直してみたいんだ!

だから、ごめん!」

101 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:31:42.93 ID:CLL7M/+X0
俺は頭を下げた

ナツミの顔は直視できなかった

しかし、

偽りなく、正直に、思いのたけをぶつけた

ナツミ「ねえ、顔、あげてよ」

102 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:34:57.01 ID:CLL7M/+X0
ナツミの白い頬を、つう、と涙が伝った


煌めいていた


そうだ


今日は



月が綺麗な夜だった

103 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:36:09.26 ID:/qa0m1ht0
AB!化待ったなし

104 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:37:06.92 ID:CLL7M/+X0
そして、怒ったように、笑ったように言った

ナツミ「はあ、リュウトには参るよ。

突然やって来て、短時間でやりたいことを見つけて、こんな真っ直ぐな瞳で……

お別れを、言われるなんて……っく、そんな、

早すぎるよ……」

ナツミは背を向けて、困っちゃうなぁ、と呟いたかと思うと、急に大声で言った

ナツミ「どこへでも行っちまえ!お前の顔なんて、もう見たくない!

リュウトの、馬鹿やろう!!」

そうして、振り返って、満面に笑った。
やられた……

ナツミは子供っぽい、無邪気な笑顔のまま、叫んだ



ナツミ「だから、もう、絶対に死ぬんじゃねえぞ!!」

105 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2014/04/02(水) 10:39:37.33 ID:CLL7M/+X0
ナツミが抱きついてきた。俺の顔をつかんで、互いに見つめあった



俺は、そのとき、ファーストキスを味わった。



それはエロチックな味ではなく、安心する味だった

ナツミ「約束だかんな」

俺「……ぅん」

ナツミ「でも、もしまたどこかで出会ったときには


リュウトの腰が抜けるくらい、いっぱい気持ち良くさせてあげるんだから!


覚悟しときなさいよ!」

俺「はは、ありがとう」

こうして俺は、カゲヤマ一家に別れを告げた。1週間程度の短い間だったが、あまりにも濃厚だった

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